こんにちは。東京・西新井の自家焙煎カフェ、Brunch & Coffee グラン・ドゥ・カフェです。
夏になると必ず聞かれる質問があります。
「水出しコーヒーって、家で作れるんですか?」
作れます。しかも、やることは「豆と水を容器に入れて、冷蔵庫で寝かせるだけ」。
火も使わない、技術もいらない、夏いちばん簡単なコーヒーの淹れ方です。
ただし「入れて待つだけ」なのに、なぜか薄くなったり、逆にえぐみが出たりする。
その原因はほぼ分量と時間です。今日は焙煎士として、失敗しない黄金比からお教えします。
水出しコーヒーの黄金比は「豆1:水15」
結論から。
コーヒー豆 40g に対して、水 600ml(=豆1:水15)
これが当店の基準。覚え方は「豆の重さ×15倍の水」。
ちなみに水出しの比率は、世間では1:12〜1:20とかなり幅があります。濃いめが好きなら水を少なく、すっきり飲みたいなら水を多く。当店が1:15を基準にしているのは、ブラジル産スペシャルティの甘みがいちばんきれいに出る比率だからです。
お手持ちのパックのグラム数に合わせて、水の量を決めてください。
| 豆の量 | 水の量(1:15) | できあがり目安 |
|---|---|---|
| 40g | 600ml | グラス約3杯分 |
| 50g | 750ml | グラス約4杯分 |
| 60g | 900ml | グラス約5杯分 |
| 65〜70g | 1リットル | 麦茶ポット1本分 |
当店の水出しパックは40〜60gと幅がありますので、袋の表示をご確認ください。「この器具にぴったりのグラム数で欲しい」といったご相談も、お時間をいただければお作りできます。お気軽にお声がけください。
「え、ドリップより豆を多く使うんじゃ…」と思った方、鋭いです。
水出しは低温でゆっくり成分を引き出すぶん、豆は気持ち多めに使います。
ここをケチると、あの「色だけ茶色い薄い液体」ができあがります😅
用意するもの
- コーヒー豆 40g(中細挽き。粗いと薄く、細かすぎると濁ります)
- 水 600ml(水道水でOK。気になる方は浄水で)
- お茶パック(100均のだしパックで十分)または水出しポット
- 冷蔵庫のスペース
手順は3ステップ
- 挽いた豆40gをお茶パックに入れる
- 容器に水600mlとパックを入れ、軽くゆすって粉全体を湿らせる
- 冷蔵庫で8時間待つ。パックを取り出して完成
寝る前に仕込めば、朝には出来ています。それだけです。
失敗しない3つのコツ
コツ1:抽出は8時間。長く置きすぎない
「長く置くほど濃くなってお得」ではありません。
12時間を超えたあたりから、渋み・えぐみが出はじめます。8時間たったらパックは必ず引き上げてください。
コツ2:豆は「深煎り」を選ぶ
水出しは苦味やコクがまろやかに出る抽出法なので、浅煎りの豆だと物足りなくなりがち。
深煎り〜中深煎りの豆が向いています。アイスコーヒー用として売られている豆なら、まず間違いありません。
コツ3:挽きたてを使う
これが実は一番効きます。粉の状態で日が経った豆は、香りの出方がまるで違います。
豆のまま買って淹れる直前に挽く、が理想。挽く道具がなければ、お店で「水出し用に中細挽きで」と言って挽いてもらってください(当店でもその場で挽きます)。
「計るのが面倒」な方へ:パックになった水出しもあります
ここまで読んで「黄金比はわかったけど、40g計って挽いて詰めるのがもう面倒」と思った方。正直でよろしい🤣
当店では、ブラジル産スペシャルティコーヒーを1パックずつ詰めた水出しコーヒーパック(60g×4パック 2,400円/単品650円)をご用意しています。
水に入れて冷蔵庫で待つだけ、計量も挽きもいりません。
【旦那さん記入:水出しパック1袋あたりの推奨水量(例:1パックで約○○ml)】
夏のご挨拶にもよく選ばれていて、暑中見舞い・残暑見舞いのギフトセットにも入れています。

まとめ
・黄金比は豆1:水15(40g:600ml)
・中細挽き・深煎り・挽きたてがベスト
・冷蔵庫で8時間、置きすぎ注意
道具いらず、火もいらず、寝てる間にできる。今年の夏は、おうち水出しデビューしてみてください。
豆選びに迷ったら、西新井の店頭でお気軽にどうぞ。



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